あのオバマ前アメリカ大統領も愛用! 「BlackBerry KEYone」まで受け継がれるセキュリティの“遺伝子”
BlackBerryが日本でも一躍有名になったのは、2008年のアメリカ大統領選挙でバラク・オバマ氏が愛用していることが明らかになったことからでしょう。ネットでの寄付などを駆使した選挙戦で勝ち抜いて大統領に就任したオバマ氏とBlackBerryのイメージは、IT時代が本格的に到来したことを示すものでもありました。
AppleのiPhoneがはじめて発売されたのは2007年ですが、BlackBerryが登場したのはそれに先んじた2002年。その頃からインターネット接続や電子メール、メッセンジャーが搭載されており、現在の「スマホ」の原型とも言える存在でした。とりわけ社内ネットワークへのアクセスもでき、セキュリティの高さも確保されていることから欧米のビジネスマンに愛用され、そのような多機能さとキーボードを内蔵していて手軽に操作できることもあって、2004年にはユーザー数がアメリカで200万人を突破するという人気ぶりだったのです。
2010年にキーボードとタッチスクリーンが両方搭載された「BlackBerry Torch」が発表され、Twitter、Facebook、mixiをはじめとするSNSやGoogleクラウドとの連携を強化。こういった面を見ても、常に時代の先端を走っていたのがBlackBerryといえるのではないでしょうか。
2015年発売の「BlackBerry Priv」からAndroidがOSとなり、さまざまなアプリにも対応するようになったBlackBerry。最新機種の「BlackBerry KEYone」は、2002年の発売当初から強みとしているセキュリティの高さを誇っています。マイクやカメラ、位置情報、個人情報などに関わるアプリを個別に監視しコントロールする「DTEKTM by BlackBerry」がプリインストールされています。これは他のAndroid端末にはない特徴といえ、さらにBlackBerryの遺伝子が脈々と受け継がれていることも示しているのです。